平成1年度 半田市小中学校視聴覚教育部会授業実践報告書

                                半田市立成岩小学校

氏名 衣 川 知 秀

 

1 授業の概要

 o 実施日    平成1911月20()

 o 3年生

 o 教科 国語  単元名 そうぞうをふくらませて書こう

 o 単元の目標

  ・ 1枚の地図から想像したことを基に、自分だけの物語を進んで書く。

 話の筋の展開や人物行動、気もち、場面の様子がよくわかるように書き表し方を工夫して書く。

    自分の書いた文章を読み返して、間違いを正したり、よく分かるように書き直したりする。

2 デジタルコンテンツを利用するおもなねらい

(1) 物語の設定を視覚的に訴え、学習の方法を知り、理解を深める。 

(2)  情報掲示板を活用し、物語作りに必要な情報を採り入れ、書こうとする物語に生かす。

  (インタネットの掲示板的に、教室の背面掲示板を活用)

3 学習過程

 本時の学習指導 (8時間完了第2時)

 (1) 目  標

   1枚の宝島の地図について関心をもち,物語を意欲的に書こうとする。

   ◌話の展開や登場人物の重要性を理解し,物語の設定について考えることができる。

 (2) 準備・資料

児童……動物の名前や性格を書くプリント 

教師……教科書の絵地図「宝島」・「宝島」の出てくる動物

 (3) 関  連

   2年  こんなお話考えた(こんなお話考えた)

   3年  分かりやすく書こう(おもしろいもの、見つけた)

   4年  調べたことを知らせよう(生活を見つめて)

 (4) 学習過程

 

段階

学習活動

時間

指導上の留意事項

 

課題をつかむ

1 本時の課題を知る。

(1)    絵地図「宝島」を見て宝を手に入れるまでのルートについて話し合う。

 (2) 本時の学習課題をつかむ。

       学習課題

  たからを手に入れるまでルートをきめよう。

 

 

 


2 教科書の絵地図「宝島」を見て宝島の動物の設定について話し合う。

 

 

 

 

 

 

 

 

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◌黒板に教科書の絵地図「宝島」を貼る。

 

◌この 「宝島」はどんな困難が待ちかまえているかか想像させる。

◌おそろしい動物の存在に気づかせる。

 

 

 

 

◌物語の舞台となる「宝島」について普通の島でないことに気づかせる 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (1)  宝島の動物について発表する。

眠りのとら。

巨大かたつむり

ライオン

 

 (2) 物語をおもしろくするために、必要な宝島の動物の設定について話し合う。

宝島の動物の名前

分かりやすい名前

おそろしい感じがする名前

宝島の動物の性格

おそろしい行動をする。

弱点がある。

 (3)自分が設定したい動物を選び、用紙に書く

  ・動物の名前

  ・動物の性格

 

    

3 物語の設定について話し合う。

(1)   たからを手に入れるまでのルートを決める。

・最初の障害をどれにするか話し合う。

   

(2) たからを手に入れて元の位置にもどるまでのルートを決める。

 

4 本時の学習のまとめをする。

 (1)各グループごとに決めた設定を発表する。

 (2)次時は実際物語を書く作業について学習することを知らせる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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◌障害を乗り越えて、たから物を見つけるまでの物語を書くことを伝える。

 

宝を見つけるまでのどんなルートがあるか発表させる。

◌いかにうまく障害を乗り越える方法を考えるかが、物語を面白くするポイントであることを知らせる。

◌面白いお話にするためには、どんなことをする動物がいいか考えさせる。

◌みんなで考えた動物の名前をみんなで決める。書いた紙をあとでみんなで投票で決める。

 

評物語の設定に興味関心をもち、進んで動物の名前や性格を書こうとする。(観察)

 

宝島の動物を拡大し見せ、見かけからどんなどう猛な性格か想像させる。また、弱点についても想像させる。

 

 

 

 

 

 


最初の障害を決めることで、冒険のコース

を決めさせる。

 

 

話の展開の重要性を理解し、物語の設定について話し合うことができる。

(話し合い)

 

 

◌各グループの発表したものは、掲示板に掲示する。

           

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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まとめる

 

 

 

 

 

 

45

 

4 デジタルコンテンツを利用しての感想

 教科書の「宝島の動物」の絵は、小さいのであまり、インパクトがなかったが、大きく投影すると「おお、すごい!」と歓声が上がった。ある程度絵は大きい方がいいことが分かった。また、日頃、落ち着きのない児童も映像をじっと見つめ、集中して話を聞くことができた。そのため、動物の名前決めや性格を考えることにも興味を持ち、楽しく作業に取り組むことができた。

5 反省・改良点 

 黒板には、絵の掲示物(マグネットのついたもの)も多く使った。どこで、デジタルコンテンツを利用するか、その兼ね合いが難しく、悩むところである。