平成19年年度 半田市小中学校視聴覚教育部会授業実践報告書
半田市立成岩小学校
氏名 衣 川 知 秀
1 授業の概要
o 実施日 平成19年11月20日(火)
o 3年生
o 教科 国語 単元名 そうぞうをふくらませて書こう
o 単元の目標
・ 1枚の地図から想像したことを基に、自分だけの物語を進んで書く。
・ 話の筋の展開や人物行動、気もち、場面の様子がよくわかるように書き表し方を工夫して書く。
・ 自分の書いた文章を読み返して、間違いを正したり、よく分かるように書き直したりする。
2 デジタルコンテンツを利用するおもなねらい
(1) 物語の設定を視覚的に訴え、学習の方法を知り、理解を深める。
(2) 情報掲示板を活用し、物語作りに必要な情報を採り入れ、書こうとする物語に生かす。
(インタネットの掲示板的に、教室の背面掲示板を活用)
3 学習過程
◌ 本時の学習指導 (8時間完了第2時)
(1) 目 標
◌1枚の宝島の地図について関心をもち,物語を意欲的に書こうとする。
◌話の展開や登場人物の重要性を理解し,物語の設定について考えることができる。
(2) 準備・資料
児童……動物の名前や性格を書くプリント
教師……教科書の絵地図「宝島」・「宝島」の出てくる動物
(3) 関 連
2年 こんなお話考えた(こんなお話考えた)
3年 分かりやすく書こう(おもしろいもの、見つけた)
4年 調べたことを知らせよう(生活を見つめて)
(4) 学習過程
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段階 |
学習活動 |
時間 |
指導上の留意事項 |
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1 本時の課題を知る。 (1) 絵地図「宝島」を見て宝を手に入れるまでのルートについて話し合う。 (2) 本時の学習課題をつかむ。 学習課題 たからを手に入れるまでルートをきめよう。
2 教科書の絵地図「宝島」を見て宝島の動物の設定について話し合う。 |
5 |
◌黒板に教科書の絵地図「宝島」を貼る。 ◌この 「宝島」はどんな困難が待ちかまえているかか想像させる。 ◌おそろしい動物の存在に気づかせる。 ◌物語の舞台となる「宝島」について普通の島でないことに気づかせる |
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追 求 す る |
(1) 宝島の動物について発表する。 ・眠りのとら。 ・巨大かたつむり ・ライオン (2) 物語をおもしろくするために、必要な宝島の動物の設定について話し合う。 ◌宝島の動物の名前 ・分かりやすい名前 ・おそろしい感じがする名前 ◌宝島の動物の性格 ・おそろしい行動をする。 ・弱点がある。 (3)自分が設定したい動物を選び、用紙に書く ・動物の名前 ・動物の性格
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3 物語の設定について話し合う。 (1) たからを手に入れるまでのルートを決める。 ・最初の障害をどれにするか話し合う。
(2) たからを手に入れて元の位置にもどるまでのルートを決める。 4 本時の学習のまとめをする。 (1)各グループごとに決めた設定を発表する。 (2)次時は実際物語を書く作業について学習することを知らせる。
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25 |
◌障害を乗り越えて、たから物を見つけるまでの物語を書くことを伝える。 ◌宝を見つけるまでのどんなルートがあるか発表させる。 ◌いかにうまく障害を乗り越える方法を考えるかが、物語を面白くするポイントであることを知らせる。 ◌面白いお話にするためには、どんなことをする動物がいいか考えさせる。 ◌みんなで考えた動物の名前をみんなで決める。書いた紙をあとでみんなで投票で決める。 評物語の設定に興味関心をもち、進んで動物の名前や性格を書こうとする。(観察)
◌最初の障害を決めることで、冒険のコース を決めさせる。 評話の展開の重要性を理解し、物語の設定について話し合うことができる。 (話し合い) ◌各グループの発表したものは、掲示板に掲示する。
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発 展 す る |
38 |
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まとめる |
45 |
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4 デジタルコンテンツを利用しての感想
教科書の「宝島の動物」の絵は、小さいのであまり、インパクトがなかったが、大きく投影すると「おお、すごい!」と歓声が上がった。ある程度絵は大きい方がいいことが分かった。また、日頃、落ち着きのない児童も映像をじっと見つめ、集中して話を聞くことができた。そのため、動物の名前決めや性格を考えることにも興味を持ち、楽しく作業に取り組むことができた。
5 反省・改良点
黒板には、絵の掲示物(マグネットのついたもの)も多く使った。どこで、デジタルコンテンツを利用するか、その兼ね合いが難しく、悩むところである。